一般需要家の受電設備の防災対策かと思って購入しましたが、「水力発電設備」と「火力発電設備」の防災対策だったので少し予想と違っていました。しかし、小規模発電所の増加などこれらの発電所も身近な存在となっているので、これからも重要な技術だと思います。
特に火力発電所は多くの燃料を使用し、人口密集地の近くに設置されていることも多いので、防災対策を知っておくためにも読んでみることをお勧めします。
この本は、電験3種・2種やエネルギー管理士取得のための情報誌であるので、関連のテーマが充実しています。
これ以外にも「電力設備のトラブル対策」(高圧CVTケーブルの端末処理部の不具合)、「電力コスト削減に関する現場のアイディア」や「電気技術の発展史」など資格以外の記事もあり、その中で「ウィムズハースト誘導起電機」など新たな知識を得ることもできました。(最初は誘導発電機かと思いました。)