月: 2017年3月

車のサブバッテリーシステムその2

前回紹介したサブバッテリーシステムを車のシート下に搭載しました。前回と異なる点は鉛バッテリー以外にリチウムイオン電池も搭載した点です。

両方の電池を走行中に充電することができ、それぞれの電池から12V電源が供給されます。また、USB電源も供給できるので、スマホの充電も可能です。

それぞれ、12Ah, 23Ahの容量があるので、十分な容量が確保できます。これまでに何回か使っていますが、今の所問題は出ていません。

これから旅行の季節になるので、活躍してくれることを期待しています。

シート下のボックスに収納したサブバッテリーです。そのまま持ち出すこともできます。

春の一斉オンエアデイ

今日は春の一斉オンエアデイでしたね。

すっかりオンエアデイを忘れ、アマチュア無線機のみを持って、家族とドライブに出かけました。

ドライブ先でCBを運用している人を見かけて声をかけたところ、オンエアデイであったことがわかりました。

次回は、忘れないようにしたいと思います。

頂き物の縦振り電鍵

アンテナのオマケとして頂いた、縦振り電鍵(モールス通信をするためのもの)をレストアし、使ってみました。

元々数十年前に使っていたのと同じものなので非常に使いやすく、その意味では、気に入っています。

しかし非常に大きく、無線機と同じくらいなので、なかなか悩ましいですね・・・

右側が縦振り電鍵

パイルアップの中QRPで香港と交信できました。

今日、21MHz SSB、QRP運用で香港の局(VR2USJ)と交信できました。

この局は、日本の方が香港に行って運用しており、日本語のオペレーションだったので、日本中から呼ばれており、出力の小さいQRPで交信するのは、難しいかと思いました。

大出力・大アンテナの人達に打ち勝って、海外の局と交信するのは大変ですが、何回か呼んで内に交信することができました。

QRPでも呼ぶタイミングなどで、交信できることがありますので、試してみてください。

車載サブバッテリ・システムの製作

車載のサブバッテリシステム(鉛蓄電池12V)を製作しました。

このサブバッテリシステムは、キャンピングカーや大型のミニバン用ではなく、軽自動車や小型車で使える非常に小型のものです。バッテリはシートの下に入れて見えないようにし、車の中が汚くならないようにします。そのため、大きな電力供給はできませんが、照明や無線機(5w程度)には十分な容量があります。

一般的な、サブバッテリは車のバッテリに並列に接続したり、サブバッテリ用の充電器を使用したりしますが、充電のコントロールができなかったり、高価な充電器が必要だったりします。

今回製作したサブバッテリシステムは、インバータでAC100Vを作った後に、AC100V用充電器でバッテリを充電します。そうすることにより、インバータと充電器でアイソレーションされるため、車のイグニッションノイズがサブバッテリに伝わらなくなります。(FT817のHF運用でもノイズに悩まされることはありませんでした。)

ここで、1つ注意点があります。矩形波インバータの出力をそのまま充電器に接続すると、大きな突入電流が流れ、これらが故障したり焼けたりします。そこで、この間に突入電流防止回路を入れました。これにより、この問題はなくなります。

インバータを正弦波タイプにするという選択肢もありますが、正弦波タイプのインバータは高価であるため、お勧めではありません。

このバッテリシステムのメリットとして、車から外して、AC100Vで充電できる点と充電用インバータをサブバッテリの出力に接続することにより、AC100V電源となる点があります。サブバッテリには、USB出力もつけてあり、ニッケル水素電池の充電もできるようになっています。(写真参照)

このサブバッテリシステムの部品はすべてamazonで入手することができ、1万円以下で作ることができます。(ニッケル水素電池部を除く)。

車載サブバッテリ
サブバッテリ・システム+USBニッケル水素電池充電器

家族で山歩きついでの「ゆる運用」

家族でよく山歩きに出かけますが、その時にバックに小型の無線機を入れて行きます。

あくまでも、山歩きがメインなので、無線は聞いている時間がほとんどです。

無線は、何か聞こえてきた時、声をかけます。1回の山歩きで、1回か2回の声かけです。

この「ゆる運用」が、無理なく楽しめる自分なりの楽しみ方です。

今回は、デジタル簡易無線を持って行きました。

金沢自然公園を歩く

自前のスペアナを使って新スプリアス規制対策の測定を行う。

自前のスペクトラムアナライザ(スペアナ)を使って、無線機のスプリアス強度の測定し、新スプリアス規制に対応する方法についてJARDに質問をし、回答が来ました。

これは、先週、新スプリアス規制対応のセミナを開催しましたので、その中で紹介するために行ったものでした。しかし、回答がセミナには間に合いませんでしたので、ここで紹介させて頂きます。

自前のスペアナでスプリアスを測定し、JARDの認定を受けるためには、全てのバンドと変調を行った際に、最悪でも新スプリアス規制値を超えていないことを証明する必要があります。

その際、測定は総務省の関係規定告示などに沿って行う必要があり、スプリアス領域は変調波で測定する必要があります。

これは、総務省に直接申請する方法とほとんど変わらないので、わざわざJARDに申請する必要があるか疑問が生じます。

しかし、様々な相談や疑問に答えてくれる可能性はJARDの方が高いと思いますので、この部分について、JARDの価値があると思います。

JARDでは、測定器の開放や、コンサルタントも行っているので、自作機や古い無線機を新スプリアス規制に通すため、自前のスペアナである程度確認し、フィルタなどを開発したのちに、JARDに無線機を持ち込み、コンサルタントを受けながら、測定を行っていくのがいいのではないでしょうか。

今後も引き続き、調査を進めて行きますので、何か新たな情報が入り次第、紹介して行きたいとと思います。