MATLAB で50MHz Vダイポールアンテナを設計してみた

MATLAB Antenna Toolbox の中に入っている Antenna Designer を使って、50MHz Vダイポールアンテナを設計してみました。Vダイポールアンテナは非常に簡単な構成となっており、設計に難しい点はありません。MATLAB はR2020bを使用しています。

Antenna Designer の画面( MATLAB R2020b Antenna Toolbox )

Antenna Designer のアンテナ設計の画面に必要なパラメータを入力すると、上図のような設計結果が表示されます。この画面は、様々な表示方法をとれます。使い方については、今後紹介していきたいと思います。

Vダイポールアンテナは、非常に単純なアンテナなので、上記のようにシンプルな解が得られます。

アンテナのインピーダンス(実部と虚部に分けて表示される)

アンテナのインピーダンスが実部と虚部に分けて表示されています。50MHzでは約70オームで共振していることがわかります。このため、複雑なマッチング回路が無くても大丈夫そうだと言うことがわかります。複雑なアンテナのマッチング回路は複雑となるので、別の機会に説明したいと思います。

Vダイポールアンテナの電流分布

Vダイポールアンテナの電流分布を示しています。教科書通りですね。

3D表示のパターン図

アンテナの3Dパターン図です。これも教科書通りですね。

今回はAntenna Designer を用いてアンテナ設計ができることを紹介しました。設計したアンテナはVダイポールアンテナなので、わざわざこのツールを使う必要はありませんが、より複雑なアンテナの設計には真価を発揮します。今後、紹介して行きたいと思います。

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