前回紹介したサブバッテリーシステムを車のシート下に搭載しました。前回と異なる点は鉛バッテリー以外にリチウムイオン電池も搭載した点です。
両方の電池を走行中に充電することができ、それぞれの電池から12V電源が供給されます。また、USB電源も供給できるので、スマホの充電も可能です。
それぞれ、12Ah, 23Ahの容量があるので、十分な容量が確保できます。これまでに何回か使っていますが、今の所問題は出ていません。
これから旅行の季節になるので、活躍してくれることを期待しています。

JH1CBIの活動の紹介をします
カテゴリー: 自動車・その他
車載のサブバッテリシステム(鉛蓄電池12V)を製作しました。
このサブバッテリシステムは、キャンピングカーや大型のミニバン用ではなく、軽自動車や小型車で使える非常に小型のものです。バッテリはシートの下に入れて見えないようにし、車の中が汚くならないようにします。そのため、大きな電力供給はできませんが、照明や無線機(5w程度)には十分な容量があります。
一般的な、サブバッテリは車のバッテリに並列に接続したり、サブバッテリ用の充電器を使用したりしますが、充電のコントロールができなかったり、高価な充電器が必要だったりします。
今回製作したサブバッテリシステムは、インバータでAC100Vを作った後に、AC100V用充電器でバッテリを充電します。そうすることにより、インバータと充電器でアイソレーションされるため、車のイグニッションノイズがサブバッテリに伝わらなくなります。(FT817のHF運用でもノイズに悩まされることはありませんでした。)
ここで、1つ注意点があります。矩形波インバータの出力をそのまま充電器に接続すると、大きな突入電流が流れ、これらが故障したり焼けたりします。そこで、この間に突入電流防止回路を入れました。これにより、この問題はなくなります。
インバータを正弦波タイプにするという選択肢もありますが、正弦波タイプのインバータは高価であるため、お勧めではありません。
このバッテリシステムのメリットとして、車から外して、AC100Vで充電できる点と充電用インバータをサブバッテリの出力に接続することにより、AC100V電源となる点があります。サブバッテリには、USB出力もつけてあり、ニッケル水素電池の充電もできるようになっています。(写真参照)
このサブバッテリシステムの部品はすべてamazonで入手することができ、1万円以下で作ることができます。(ニッケル水素電池部を除く)。
先週、電気自動車のレンタカーを借りてみました。無線機については、前回のブログで報告した通りで、VHF帯については全く問題ありませんでした。
走行可能距離は、高速走行(第三京浜)を含んで37km走行時、写真の位置まで電池が減りました。これから70kmくらいで充電が必要になりそうです。遠くに行く時はあらかじめ充電スタンドの位置を確認した方がいいですね。
また、借りる際にペットを乗せて匂いが付いた場合、数万円のお金を取られる可能性がありますので、ペットを飼っている人にとっては、注意が必要です。
電気自動車は、300V近くの高電圧でモータ駆動するので、電気的なノイズが発生することが考えられます。
ノイズがトランシーバーに入るかどうか実験しました。
車は三菱自動車のアイミーブ。ID-51で、AM変調の航空無線を受信してノイズの確認しました。航空無線を使ったのは、AM変調でノイズが乗りやすいためです。
結果としては、ノイズが入ることはありませんでした。HF帯では確認出来ていませんので、次回確認したいと思います。
ノイズ試験風景です。ID-51を使って航空無線を受信してします。電源は、車のシガライターです。
情報源: Transport tribalism